2026年9月12日:日本地理学会秋季学術大会研究グループ研究集会報告
研究グループ研究集会報告 2026年秋季学術大会(於:九州大学)にて「ジェンダーと空間/場所」研究グループの研究集会を行いました。 日付:9月12日(土)15:30~17:00 会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2302教室 報告者1:張誉尹(東京女子大学・院) 「準公共空間における女性の身体実践―中国・貴陽市の洗浴施設を事例として―」 報告者2:佐々木蓮(京都大学・院) 「秋田市御所野NTにおける男性退職者を中心とした除雪ボランティアの活動―高齢女性への支援に着目して―」) 司会:関村オリエ(東京女子大学) 張さんからは、中国・貴陽市の洗浴施設を事例として、準公共的な空間を利用する女性たちが抱える葛藤について、佐々木さんからは、秋田市御所野ニュータウンを事例として、除雪ボランティアの活動をめぐるフォーマル/インフォーマルなケアについて、それぞれご報告いただきました。 会場からは、中国における洗浴文化やそれを生み出す地理的背景や、肌の露出と中国の公共空間との関係、また、ケアとしての除雪が成り立つ地域の条件や、これまで都市問題として十分に問題化されてこなかった除雪をめぐる課題など、多様な観点から議論が交わされました。 異なるテーマを扱う大学院生のお二人からの話題提供を通じて、共通する問題や論点もあり、大変興味深い議論となりました。また、限られた時間ではありましたが、大学院生、地理学以外の分野の方々にもご参加いただき、活発な質疑応答が行われました。 今回の研究集会も、地理学におけるジェンダーをめぐる議論をさらに広げていく可能性を感じる機会となりました。 ご参加いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。 また、報告いただきました張さん、佐々木さんには、心より感謝申し上げます。