2026年春季学術大会(於:法政大学)にて「ジェンダーと空間/場所」研究グループの研究集会を行います. 日付:3月27日(金)14:00~15:30 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス * 春季学術大会の参加登録・参加費の支払い,会場の詳細については2月下旬頃に日本地理学会HP (https://www.ajg.or.jp/meeting/) に掲載予定. * 学部生・高校生以下参加無料. * 別途本研究集会に事前申込していただく必要はありません. 内容:フィールドワーク論の再検討―「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」第一報からの示唆― 報告者:杉江あい(京都大学) 司会:関村オリエ(東京女子大学) ◆要旨◆ 従来のフィールドワーク論では,フィールドワーカー側が権威や権力を有することが前提とされ,フィールドで生じたトラブルはしばしばフィールドワーカーの「力量不足」として処理されてきた.そのような前提のもとでは,フィールドで経験しうるハラスメントやそのリスクが十分に共有されず,議論の対象にもなりにくかった.2010年代半ば以降,この問題を扱う研究は徐々に増加したものの,日本の学術界ではフィールドワークにおける性暴力やハラスメント被害の実態把握がなされていなかった.共同研究「フィールドワークとハラスメント(Harassment in Fieldwork: HiF)」が2022年に実施したアンケート調査の第一報は,こうした実態の一端を明らかにしたものである.本報告では,HiFメンバーの一員である報告者が第一報の知見を踏まえ,従来のフィールドワーク論の問題点を指摘し,今後のフィールドワーク論および教育に求められる視座について議論する. ◆参考◆ 大友瑠璃子ほか 2025.フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート (2022年) の報告: 1 定量的な解析.https://safefieldwork.live-on.net/survey/report1-jp/ 杉江あい 2024.「フィールドワークにおいて注意すべきこと―質的調査を中心に」「《コラム》フィールドワーク中に経験した「怖かった出来事」から考える」吉田容子・影山穂波編著『ジェンダーの視点で読む 都市空間』1...