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IGUコミッションGender and Geographyプレカンファレンスのお知らせ

 2013年8月4〜9日に行われる 2013年京都国際地理学会議 のプレカンファレンスイベントとして,IGUコミッションGender and Geographyミーティングが8月1〜4日奈良女子大学にて開催されます. 多くの方のエントリー・参加をお待ちしています. IGU Commission on Gender and Geography meeting, Nara, Japan, 1-4 August 2013 Objectives of the Conference Preceding the 33 rd International Geographical Congress in Kyoto, the Commission on Gender and Geography invites everyone who is interested in gender issues in geography to Nara for an international pre-conference which is organized by a local study group. You are cordially invited to join the meeting. General Theme “ Gender, Power and Knowledge: Building Global Networks through Local Sensitivities ” This general theme highlights the following three points: 1) recognizing a (the?)  significance of gender issues concerning knowledge and power as ‘situated’ ones; not from universal or a view from ‘nowhere’ and not falling into essentialism or local parochialism’: 2) reconstructing a feminist geography which aris...

日本地理学会2012年秋季大会における研究例会の報告

首都大学東京で開催されました日本地理学会秋季大会中の2012年10月7日( 日 ),本研究グループの例会にて以下の研究発表がありました。(参加者12名) 川口夏希  氏( 大阪市立大学文学研究科・都市文化研究センター )「 フランス郊外空間とエスニック・マイノリティ 」 <発表要旨> フランスの大都市では移民世帯の2世代,3世代に渡る失業と貧困,暴力,社会的排除の問題が顕在化し,フランスが抱える大きな社会問題となってきた.そうした中で,公の場でのスカーフ着用の問題に象徴されるようなムスリムとの軋轢が,社会統合,ジェンダーとの関連で大きな争点となっている.こうした諸問題は大都市郊外,とりわけ大規模住宅団地を舞台として頻発することから,フランスでは移民問題を含む社会問題は,都市あるいは郊外の問題として捉えられ,その対処は「都市政策」という形でなされてきた.本報告では,パリ郊外北東部プレーン・サン・ドニ地域を事例として,郊外の移民をめぐる問題の歴史的形成過程と郊外問題に対処する都市政策の展開,地域の開発について具体的に検討した.

日本地理学会秋季大会での研究例会開催

2012年10月6日(土)〜 9日(火)に神戸大学で開催される日本地理学会秋季学術大会( http://www.ajg.or.jp/meetiing/2012autumn.html )において,下記の日時に研究例会を開催します( http://www.ajg.or.jp/ajg/2012/09/post-473.html ). 「ジェンダーと空間/場所」研究グループにとって,3回目のミーティングとなります. 関心をお持ちの方は,是非ご参加いただければと思います. <「ジェンダーと空間/場所」研究グループ 第3回研究例会> 場所:神戸大学 鶴甲第1キャンパス  D棟D305( http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai1.html )キャンパスマップには,建物名称の記載がありませんので,現地でご確認ください. 日時:10月7日(日) 15時〜17時 報告者: 川口夏希(大阪市立大・院)「フランス郊外空間とエスニック・マイノリティ」 吉田容子(奈良女大)・影山穂波(椙山女学園大)  「IGUケルン大会「ジェンダーと地理学」セッション及びプレミーティング報 告」

日本地理学会2012年春季大会における研究例会の報告

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首都大学東京で開催されました日本地理学会春期大会中の2012年3月29日(木),本研究グループの例会にて以下の研究発表がありました。(参加者14名) 東郷直子 氏(奈良女子大学・院)「記憶の共有とコミュニティ形成」 <発表要旨> 人文地理学において「記憶」は,人間と過去の場所との感情的むすびつき,および現在の空間に影響をおよぼすものとして論じられてきた.1990年代,冷戦終結後のヨーロッパでは,記念式典の開催,戦没者慰霊碑の建立,博物館の建設といった「記憶」にまつわる諸行為が各地で盛んにおこなわれた.東西の境界の消滅というヨーロッパ社会のアイデンティティのゆらぎを背景に,地理学者らは「記憶」の営みによる国家アイデンティティの強化といった,「記憶」をめぐる空間のポリティクスに関心を寄せた.2000年代になると,これらの「記憶」は単一の「国民国家」という場所に固定された,主流たる人びとのものであり,女性,性的マイノリティ,移民あるいは民族的マイノリティの動的な「記憶」が排除されているという批判が生じた.このような記憶を掬い取るために,家庭内空間や空間スケールの可変性を志向した「ホーム」の概念が用いられた.これらの研究では,権力関係の不均衡によって抑圧された「記憶」や,それに対する「記憶」の抵抗の側面が強調された.2000年代後半以降は,記録メディアや位置情報サービスの本格的普及などによって,これまでの記憶研究において主たる対象ではなかった若年層の記憶行為が顕著になり,ウェブ仮想空間における新たなかたちでの記憶の共有に注目が集まっている.

日本地理学会春期大会での研究例会開催スケジュール

すでに本blogでお知らせしておりました日本地理学会春季大会での研究例会開催( http://genderspaceplace.blogspot.com/2012/01/blog-post.html )に関して,開催場所・日時が決定いたしましたのでお知らせいたします. 場所:首都大学東京南大沢キャンパス 208教室( 首都大学東京南大沢キャンパス1号館・AV棟 ) 日時:3月29日(木)13〜15時 報告者: 東郷直子 氏(奈良女子大学・院)「記憶の共有とコミュニティ形成」

日本地理学会春期大会での研究例会開催

2011年3月28日(水)〜 31日(土)に首都大学東京で開催される日本地理学会春期大会( http://www.ajg.or.jp/meetiing/2012spring.html )において,下記の日時に研究例会を開催します. 「ジェンダーと空間/場所」研究グループにとって,2回目のミーティングとなります.首都圏での開催は初めてとなりますので,関心をお持ちの方は,是非ご参加いただければと思います. <「ジェンダーと空間/場所」研究グループ 第2回研究例会> 場所:首都大学東京南大沢キャンパス構内(使用する教室が決まり次第,本ページでお知らせいたします.学会会場内の掲示もご覧ください) 日時:3月29日(木)午後の2時間程度 報告者: 東郷直子 氏(奈良女子大学・院)「記憶の共有とコミュニティ形成」