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2026年秋季学術大会(於:九州大学)「ジェンダーと空間/場所」研究グループ研究集会開催のお知らせ

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2026年秋季学術大会(於:九州大学)にて「ジェンダーと空間/場所」研究グループの研究集会を行います. 日付:9月12日(土)15:30~17:00 会場:九州大学伊都キャンパス センター2号館2302教室 * 春季学術大会の参加登録・参加費の支払いについて:日本地理学会HP(https://www.ajg.or.jp/20260716/25039/)に掲載. * 大会参加登録はConfitを用いる形になります.発表の有無にかかわらず、大会に参加される方は全員、Confit(https://ajg.confit.atlas.jp/login)から参加登録を行ってください. * 参加登録期限:9月10日(木) * 学部生・高校生以下参加無料. * 当日の参加登録・支払いは参加費が2000円ほど高くなります. * 別途本研究集会に事前申込していただく必要はありません. 内容: 報告者1:張誉尹(東京女子大学・院) 「準公共空間における女性の身体実践―中国・貴陽市の洗浴施設を事例として―」 報告者2:佐々木蓮(京都大学・院) 「秋田市御所野NTにおける男性退職者を中心とした除雪ボランティアの活動―高齢女性への支援に着目して―」) 司会:関村オリエ(東京女子大学)

2026年3月27日:日本地理学会春季学術大会研究グループ研究集会報告

研究グループ研究集会報告 2026年3月27日 日本地理学会春季学術大会「ジェンダーと空間/場所」研究グループ研究集会 発表者:杉江あい(京都大学) 司会:関村オリエ(東京女子大学) テーマ:フィールドワーク論の再検討―「フィールドワークと性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」第一報からの示唆  本研究集会では、共同研究「フィールドワークとハラスメント(Harassment in Fieldwork: HiF)」が2022年に実施したアンケート調査の第一報をもとに、従来のフィールドワーク論の問題点と今後の教育に求められる視座について議論が行われた。当アンケートでは、性暴力被害の多くが学生時に経験されたものであることが明らかとなり、従来のフィールドワーク教育が学生を十分に守れていなかった現状が浮き彫りになった(大友ほか2025)。回答者は学会に残っている人々に限られており、把握できた被害は氷山の一角に過ぎないと考えられる。  本発表では、調査倫理だけでなくフィールドにおける性被害やハラスメントの可能性について事前に注意喚起し、被調査者だけでなく調査者自身を大切にする必要性が強調された。「国内だから安全」「ガイダンスを受ければ大丈夫」とは言えず、既存のガイダンスの改善や被害防止の難しさについてさらなる検討が求められる。他方で、女子学生のフィールドワークを制限したり、過度に恐怖を煽ったりしないよう配慮することも重要である。  また、被害を受けた学生が指導教員に相談するケースは少なく、日頃から信頼関係を築くことが不可欠であるとされた。相談を受けた際には、冗談めかした語りであっても軽視せず傾聴し、教員一人で抱え込まず専門家や支援機関につなぐことが推奨された。被害を学生の力量不足に帰さないこと、フィールドとの関係維持を強要しないこと、研究テーマや調査地の変更を厭わないことなども重要な視点として共有された。フィールドワーク初心者への教育や指導において、調査者自身の安全や身体的制約を含めた配慮が欠かせないことが確認された。悩みを抱えるフィールドワーカーが孤立せず、つながる場をどのように作っていくか(相談の場やネットワークの構築、大学や学会を越えた安全対策の知見の蓄積、匿名やオンラインで参加可能な仕組みの必要性)が今後の大きな課...